こんにちは！歯科医師の内藤です。

 

今回から何回かに分けて動物の歯について記事を書かせていただきます！

暇つぶしに読んでいただければ幸いです。

 

 

 

記念すべき第一回は鮫についてです。

 

 

我々ヒトの歯は顎の骨（歯槽骨）に埋まっており、歯の根の周りも歯根膜という膜で覆われ、簡単には抜けないようになっています。

また、乳歯から永久歯に一回だけ生え変わりますね。

 

 

一方サメの歯は歯槽骨で支られているわけではなく、歯根膜も存在しないので抜けやすい性質になっています。

捕食に使って歯の切れ味が落ちる頃には脱落し、新しい鋭い歯にすぐさま置き換わるのです。

なんと 2〜3日に一回というハイペースで生え替わります！

 

サメにとって歯は命！

 

頻繁に生え変わっていつも鋭い状態をキープしているわけですね。

 

 

下の写真はサメの下顎の骨格標本なのですが、これを見てわかるように、歯が抜け落ちても次の歯がすぐ生えてくるように予備の歯が大量に控えています。

 

 

以上、サメの歯についてでした！